仲村伊織さんの親の考えは?知的障害で普通高校を受験した理由が考えさせられる。

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知的障害がある16歳の男の子、仲村伊織さんの

普通高校への進学を巡った問題が話題になっています。

彼の親はなぜ

こうまでして息子を普通高校に行かせたいのでしょうか?

その理由は?

色々と調べてみました。

仲村伊織さんの親はなぜ彼を普通高校に行かせたい?

2019年4月11日に報道されたニュースによると

重度の知的障害をもつ仲村伊織さんが

普通高校の受験に挑んだ結果、学力テストで不合格となったことで

彼の親が

「テストで点数が取れないことが知的障がいの特性であり、今の選抜制度では本人の努力が反映されない。2次募集でも学力選抜で定員内不合格とされることは差別だ」
出典:琉球新報より

と批判し県に、あっせんを求める申請をしたと報じられています。

この報道がYahooニュースにも取り上げられて

コメント欄では仲村伊織さんの親がおかしいという声も少なからずありますが

なぜそうまでして

仲村伊織さんの親は彼を普通高校に行かせたいのでしょうか?

彼の父親の仲村晃さんは以下のように答えています。

「『特別支援学校でも仲間作れるさ』というんだけれども、彼のいう『学校』は、障害のない友達が自分にちょっかい出したり、できないならやってあげるよという仲間が自然にできてきた。親としては先にいなくなる存在なので、一人でも多く残してあげたい」
出典:琉球朝日放送報道制作局HPより

仲村伊織さんは文字の読み書きは出来ないものの

小中学校は普通学校に通っており

友人関係も問題なく、将来の就職先に彼のヘルパー役を申し出るほどの親友もいます

こういう背景や父親の考え方を知らなかったので

私は当初

「モンスタークレーマーみたい。。。」

と思ってましたが

改めて考えてみると個人的には

この父親の考え方は、決しておかしいことではないと思います

確かに、もし入学させるとなれば学校側は

彼のために色々と気を遣ったりしないといけないでしょうが

理想論を言えば

彼が普通高校に特別扱いされて通うことで

他の同級生も彼と接する中で色々なことが学べて

みんなが幸せになる結果が一番です。

ですが

「特別扱いするのは不公平だ!」

「テストの結果がダメならダメだろ、社会では結果が全て」

などといった

色々な意見がありますし

学校側の手間が増えたり、本当に同級生と仲良くできるのか?という

やってみなければわからないこともありますから

なかなか難しい問題ですよね。。。

彼の母親の仲村美和さんは

「高校へ行きたいという意志を持つ子が進学できる状況であるべきだ。県全体の問題として捉えてほしい」

と語っており

昨年の2018年9月の時点で

20人以上の支援者がいます。

仲村伊織さんの親のように

知的障害の子供を健常者と同じ普通学校に通わせようという考えは

決して珍しいことではなく

これらはインクルーシブ教育と呼ばれており

国際的にも推し進められているそうです。

こちらが文部科学省による説明です。

インクルーシブ教育システムにおいては、同じ場で共に学ぶことを追求するとともに、個別の教育的ニーズのある幼児児童生徒に対して、自立と社会参加を見据えて、その時点で教育的ニーズに最も的確に応える指導を提供できる、多様で柔軟な仕組みを整備することが重要である。小・中学校における通常の学級、通級による指導、特別支援学級、特別支援学校といった、連続性のある「多様な学びの場」を用意しておくことが必要である。
出典:文部科学省HPより

彼の場合、義務教育ではない高校進学ですから

また問題もあるのでしょうが

最近では高校にも広がりつつあるそうです。

仲村伊織さんの今後

仲村伊織さんは今後どうなるのでしょうか?

今回2019年度で2度目の不合格となってしまいましたが

来年も受験するのでしょうか?

インクルーシブ教育について学校側や県の考え方が変わり

特別枠を設けない限り

合格することは不可能と思いますが

考えが変わることはあるのでしょうか。。。

いっそのこと

もっと理解がある他県に移住するのも一つの手ですが

沖縄からの他県への移住になると

色々な問題があるでしょうし

なにより仲村伊織さんが友達と離れ離れになるのが気の毒です。

無理に普通高校に行かなくても

他に良い案が浮かべばいいですがはたしてどうなるのでしょう?

両親の、

自分達が生きている間に、彼に出来るだけのことをしてあげたい

という想いが、どんな形であれ実現することを影ながら応援したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

追記

コメント欄に意見を下さった方、ありがとうございました。

グウの音も出ない納得できる内容だぅたり

私の考えの至らなさだったり

色々な事を気づかせていただき、ありがとうございました。

これらのコメントはとてもありがたいことなのですが

想定以上に反響が大きいので

一旦、新規コメントの書き込みはストップさせていただきます

コメントしてくださった方々、本当にありがとうございました。

一瀬 恵里佳

福岡県出身の1987年生まれ。 高校卒業後、 フリーター生活や海外留学を経て知人が経営する飲食店に就職。 現在は結婚し一児の母として奮闘中。

連絡先:johnhwsh@yahoo.co.jp

  • コメント ( 11 )

  1. ゆりか

    >大事な時期に理解できない無意味な授業を1日6時間、3年間も受け続けるより、将来社会にでるためにきちんとした手厚い支援を受けることが彼にとってもいい思います。
    わたしも同感です。

    ではこういう方法はできないでしょうか。高校体験授業を1,2カ月実施して様子をみる。
    そこで、他の生徒と一緒に問題なく本人も楽しくやっていけるのであれば、インクルーシブ教育について学校側や世間の目も変わってくるのではないでしょうか。

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  2. ベリー

    親御さんの気持ちはわかりますが親友や友達は将来生活の面倒を見てくれるわけでもありませんし…
    それよりも支援学校に行って生活の為になる何かを取得した方が良いと思います。
    読み書き出来ないのに無理な授業受けてどうするのか?
    高校になれば選択科目や物理有りますが本人が見極められるのか、疑問です?

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  3. ピジョン

    障害者の方と接する仕事をしています。
    こういったニュースや親御さんの意見を見るたびに思うのは、本当にその意見が本人のためになるのか?ということです。
    いま、助けてくれている友人たちも大人になります。
    進学したり、恋人ができたり、アルバイトしたりサークル活動したり、就職したり結婚したり子どもができたり…
    いつまでも伊織くんのために時間を割けるでしょうか?
    無理ですよね。
    お金をいただいて、仕事として接している私でもしんどいな、とおもうのですから。
    友達の親は、「伊織くんのためにサークル活動我慢しなさい。」っていうのでしょうか。
    また、伊織くんの両親は、伊織くんが逆の立場になったときに、そのようにいうでしょうか?

    言わないですよね。
    親の意見に振り回されて、全国に名前を知られて、好き勝手に言われている本人さんが気の毒です。

    「彼の幸せ」ってなんなんでしょう。

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    2
  4. 通りすがり

    親友と表現してるが介助役だと対等な立場の友達とは言えない。
    特別支援学校だと対等な立場の友達もできるし、もっともっと重い障害の子の介助をする側になることもある。

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  5. 知的障害の兄弟が二人居ます

    親としては先に居なくなる存在だからできないならやってあげるよという仲間を一人でも多く残してあげたい
    普通に間違ってますよ
    専属ヘルパーを申し出る親友は本人の親でも兄弟でもないので何の補償にもなりません
    先に居なくなる存在である親が本人のために何よりもしなくてはならないのは
    居なくなった後も本人が生きていけるように福祉の枠にキッチリ収める事です
    友達や仲間というのは同じ環境にいるから続いていくものなので
    十代の特殊な環境の仲間など人生八十年の中では何の意味も持ちません
    友達を作るにしても同じ環境の中での友達を作らせてあげることが本人のためです
    この国の福祉は障害者を見えないところに追いやって一般人の理解の外においてきたので福祉のシステムが非常に未熟です
    赤の他人の善意に頼るのではなく福祉の力で生きていけるように切り替える努力をしないと手遅れになりますよ
    やってみると分かりますけど国の理解が足りないため福祉支援の方向性がかなり的外れな事になっているので
    何も知らずに最後の最後で当てにしてると全く実情に即してない体制で非常に不安になります
    戦後七十五年、この国の障害者福祉が一人の一生を見送ることに直面したのはちょうど今なのです圧倒的に経験値が足りてません

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    1
  6. ちーちゃん

    特別支援学校ではお友達は出来ない、とお考えのご両親のようですね?
    それこそ差別ではないのでしょうか?

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    1
  7.  

    「弱さを振りかざすのも暴力」という某芸人の言葉を地で行くスタイルでしょこれは

    14
    2
  8. 匿名

    「勉学のため」進学する高等学校に「学力が足らず」入学できないのは本当に差別でしょうか。
    ご両親のやっていることは社会的弱者の印籠をかざして裏口入学させろと駄々をこね、結果的に障碍者への差別や偏見を増長させているに過ぎません。
    我が子可愛さに盲目が過ぎる愚行、息子さんの意にそぐわないどころか真っ向から反する一番の悪手だと思います。
    特別待遇のその先はこれまでと同じように人に恵まれる未来でしょうか。
    障害のない友達が自分にちょっかい出したり、できないならやってあげるよという仲間が自然にできる環境になるでしょうか。
    少なくとも私は心身の障害や得手不得手を「特別な理由」にする人、そのような人を身内に持つ人とお近づきになりたくはありません。絶対に。
    ありのままの私を愛してほしいと好き放題わがまま勝手に振舞っておきながら誰も理解してくれない世界が憎い!と嘆いているだけにしか感じませんから。

    「特別扱いこそが差別そのもの」
    全盲の同級生が過剰に手を貸そうとする私たちに教えてくれた言葉です。
    彼にとって目が見えないのは当たり前であり日常。それを勝手に外野が気の毒がるのが何より不快だと。
    出来ないことはみんなより多いしその時は手助けをお願いするかもしれないけど、できるだけ“みんなと同じふつうの生活”がしたい、と。
    インクルーシブ教育の本質とはこのように相互理解を促す場を作るためのものであり、障碍者を特別扱いするためのものではなく、またそうあってはならないと思います。

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  9. kj

    はじめまして。沖縄在住です。
    件の主張を全く支持できない理由は、一貫性の無さ、に尽きます。
    まず、一年目の志望校の時点で、すでに友だちと離れ離れになるところでした。報道では校名が伏せられていましたが、校門の写真から明らかです。SNSにて校名が出ていた、今年受験の二校も結局地元を遠く離れなくては行けません。

    また、ご本人は「おっきいがっこう」を強く希望しているそうです。お父様も「友人を作って欲しい」とのこと。なぜ、通学範囲に寄宿舎を備えた大規模な特別支援校高等部があるのに、わざわざ片道一時間以上かかる単位制・定時制の中小規模校を受験するのか?
    本当にご本人の気持ちを置き去りにしているのは誰なのか?
    そう思えてならないのです。

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    1
  10. むーみん

    仲村君は文字の読み書きは一切できず、きちんとした意思疎通も難しほどの重度の知的障害だそうです。
    もし入学できたとしても、授業は一切理解できないでしょうし、だからといって高校では個別に授業を
    することも難しい。先生方も障害に対する専門的な知識のある先生はいません。
    普通の授業を受けたとしても、その他の周りの生徒たちに迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。
    他の生徒たちだって、必死で勉強して単位をとることに精いっぱいです。
    中学までと違って頑張っても留年したり卒業できない生徒もいるのに、
    障害があるから、学力がなくても入学できて
    障害があるから、勉強しなくても卒業できる・・・ではいったい高等学校の意味は何なのか??
    中学までは義務教育ですので、どの学校に通わせようが自由だと思ますが、高校からは全く違います。
    高校入試の意味をもないがしろにしかねない、偏った主張だと思います。
    障害を持つ子を差別するつもりはないですが、
    大事な時期に理解できない無意味な授業を1日6時間、3年間も受け続けるより、将来社会にでるためにきちんとした手厚い支援を受けることが
    彼にとってもいい思います。友達作りが目的なら、地域の行事に参加したり、他に手段はあるはずです。

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  11. ゆうママ

    親御さんの気持ちも少しはわかるけど現実的には難しそう・・・

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