岩崎隆一の生い立ち。親に捨てられた少年が川崎殺傷事件の犯人になるまで。
カリタス小学校のスクールバス停留所で児童を含む20人が襲われ、成人男性と小学生女児の2人が殺害された川崎殺傷事件。
犯行後に自ら命を絶った犯人の岩崎隆一(51歳)の生い立ちはどのようなものだったのでしょうか。
いったい彼はどんな人生を歩んできたのでしょう?
幼い頃に親に捨てられ、親戚に預けられるも馴染めず
学校でも居場所を見つけることが出来ずに、いつしか自室から出る回数も減っていった彼の生い立ちについて色々と調べてみました。
岩崎隆一の生い立ち
岩崎隆一の生い立ちですが、かなり普通とは違う人生を歩んできたようです・・・
彼はまだ6歳前後の幼い頃に両親が離婚し、どちらも彼を育てようとしなかったため伯父夫婦の家に引き取られることになりました。
この伯父夫婦には息子と娘がいたので、仲良く3人で兄弟のように生活できたらよかったのですが、血の繋がりがないということは大きな壁となり彼は家族の中でも特別に区別されて育てられました。。
特に同居している祖父母は彼に厳しく接していたみたいです・・・
こんなことを言ったらアレですけど、小さい時からこんな環境で育ったら誰だって大なり小なり人格が歪みそうですが、どうなのでしょう?
それと伯父夫婦の息子と娘は二人とも、今回の事件で彼が襲ったカリタス小学校の卒業生で、娘の子供もカリタス小学校に通っていたとのことです。
身近な親族の中で一人だけ公立の小中学校を卒業した岩崎隆一にとってカリタス小学校は特別な存在だったのかもしれません。。。
そんな風に複雑な家庭環境で育ったせいか、コミュニケーション能力が発達しないままに年齢を重ね、学校でも嫌われ者だったそうです。。。
中学卒業後に進学した職業訓練校の同級生は、彼について以下のように語っています。
「とにかく 人と同調することは全くなかった」
「反抗的な態度で、皆に挑戦する感じで仲間から浮いた存在」
こんな感じですから、職業訓練校の同級生とは卒業後も連絡をとっておらず、彼がどこに就職していたのか知る人もいないようです。
そしてその後、彼はいつからか自宅の自室にひきこもるようになります。。。
彼が何年間このように人とのコミュニケーションをとらずに自室にひきこもっていたのか不明ですが、同じ家で共に育ったであろう兄や姉とも呼べる、いとことも連絡をとらず、伯父夫婦も手紙で意思疎通を試みるなど手を焼いていたようです。
彼がやったことは決して許されることでもはありませんし、被害者や遺族は、「冗談じゃない!」と思うでしょうが、岩崎隆一の生い立ちを考えると可哀想な人生を歩んできたんだな。。。と少しばかり同情するのはきっと私だけじゃないはずです。
それに何十年も、ひきこもって人間関係も希薄な状況で過ごしていたら、鬱屈した感情が爆発するのも、なんとなく理解できます。
こんなことを言ったら叩かれるかもしれませんが、「こんな最悪な結果になるまで彼を放置していた家族にも問題がある」と思ってしまいます。
それに、まだ幼い頃から岩崎隆一は、他人の家に勝手に上がり込んでいるような問題児として近隣住民も認識していたようですし、学校でもトラブルばかりおこしていたそうです。
昔からそんな風に犯罪を犯しそうな素養があったにもかかわらず、家族が彼ときちんと向き合わずに問題を先送りにし続けた結果、何の罪もない無関係の人が犠牲になるなんて本当最悪です。
同級生に彼はこのように言っていたそうです。
「親なんていないよ」
「捨て子だよ だからどうした」
今のこの世の中では、岩崎隆一のように中高年のひきこもりが問題となっていますが、ドキュメンタリー番組で取り扱われたりもして、私も見たことがありますが、子が子なら親も親でとんでもない奴だなというケースが私の印象では多かったです。
親が異常だから子供が異常になるのか。子供が異常だから親も異常になるのか。卵が先か鶏が先かのようなものなのかもしれませんね・・・
最後にネットの声を少しだけご紹介したいと思います。
岩崎隆一の生い立ちについての声
いろいろわかってきている岩崎隆一の生い立ち。同情の声もあるが、そういう人って結構多いと思う。親族にとって邪魔でどうしたらいいかわからない存在。そういう人はどこかしらの施設に入院できるというシステムがあればいいなと思う。やはりそういう人は犯罪者になってしまう傾向があると思うのです。
— ねこす (@rTwuSjixU3VbexY) 2019年5月29日
岩崎隆一は生い立ちひどすぎ。両親は離婚して捨てられ、さらに養父母の子供たちが過去にカリタス学園に通ってたとしたらそれを見てきて奴は何を感じたろう。むむむむ🤔
— dorothy (@dorothy0825) 2019年5月29日
まず亡くなられた方、遺族にお悔やみ申し上げます。
加害者の岩崎隆一は、愛してくれる人、話を聞いてくれる人、自分を認めてくれる人
誰も居なかったのか・・・そして、まだこの国にこの岩崎隆一と同じもしくは似ている生い立ちしてる人はこのような罪を犯すかも
しれない#川崎殺傷事件— ナカジマ・カズキ (@_0nE_1ifE_) 2019年5月29日
岩崎隆一容疑者の写真が中学の時しか見つけられないってすごく悲しくて怖い。中学からその後は全く社会に存在を知られていなかったって事だよね。同窓会も呼ばれてないし、仕事もない。一緒に写真を撮る友達や家族さえいない。彼がした事を擁護するつもりはさらさらないが、可哀想な人だと思う。
— Yuima M. (@watervalleyyuyu) 2019年5月31日
岩崎隆一の生い立ちがいくら不幸だったとしても、犯した罪が許されるわけではありませんし、被害者や遺族の心痛は計り知れないものと思います。
彼のような環境の人は大勢いるでしょうから、今回の事件のような悲劇が繰り返されないことを切に願います。
亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。